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◎軸椎関節突起間骨折< ハングマン骨折 >
◇発生機序
首吊りのときに働く頚部の伸展(首を倒す動き)と牽引力で発生するとされていますが、交通事故などによる伸展圧迫力あるいは屈曲圧迫力で起こることも多いです。
左右の椎弓根が骨折、椎体から離開しX線像では軸椎関節突起部を上下に走る骨折線が認められます。
また、診断にはCT像が有用です。医科では、転位が軽度のものでは短期間の安静と外固定が有効とされ、転位が明らかな場合には頭蓋骨直達牽引による整復と6週間程度の外固定が行われている。不安定性が残ったものには観血的に頸椎の固定術が実施されます。