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◎頚椎椎間板ヘルニア
◇発生機序・病態
頚椎にほ、頭部を支える支持機能、頭部を目的の方向に向ける運動機能、神経組織を保護する機能があり、支持・運動機能を果たすために重要なのは椎間板と椎間関節である。
椎間板は、保水能力を持つプロテオグリカンを多く含むゲル状の髄核の周囲を線維輪が取り囲む構造を持ち、水分を多く含むことによって物理的特性として粘弾性(外力に対して時間をかけて変形する性質)を有し、衝撃吸収能力を、持ちいわゆる減衰させるものとして働く。
先天的な素因に加えて加齢、過度の負荷、外傷などによってタンパク質(プロテオグリカン)の産生量が低下して、椎間板の粘弾性能が低下した状態を椎間板の変性と呼びます。
変性した髄核が線維輪を破り、脊柱管内に脱出した状態を椎間板ヘルニアと呼びます。
頚椎の屈曲(首を前に倒す)、伸展(首を後ろに倒す)の可動域は第5と第6椎間で最も大きく、また椎間板の変性頻度も最も高いためヘルニアは発生しやすくなります。
また、椎体の後面に縦に連続する後縦靭帯は正中で厚くなっているため、髄核の脱出は左右どちらかに片寄って起きやすいため、ちょうど神経根の前に膨隆しやすく、片側の神経根障害を呈する頻度が高くなります。
椎間板ヘルニアには、線維輪が後方に膨隆した膨隆型、髄核が線維輪を穿破して脊柱管内に脱出した脱出型、脱出髄核が母髄核との連続を断たれて脊柱管内に遊離した遊離型に分けることができます。
椎間板ヘルニアが神経根のみの圧迫をきたした場合にはその神経根の支配領域のみに症状が出ます。椎間板ヘルニアが大きく、脊髄を圧迫する場合には脊髄が障害されます。
神経根障害は通常、保存的に治癒しますが脊髄障害が出現して悪化していく場合には手術が必要となります。
脊髄障害が発生するか否かは、ヘルニアの大きさの他に、脊柱管の狭窄の有無によっても影響されます。脊柱管狭窄症を合併する場合には、たとえ小さなヘルニアであっても危篤な脊髄障害を呈することがあります。
◇症状
変性髄核が線維輪を破って移動する際には頚部痛が出現し、また下位神経根障害の場合には肩甲帯の疼痛や、肩こりなどの症状を呈します。
典型的なものとして頚部痛、ひどい肩こりが持続した後に、上肢への放散痛やしびれなどの神経症状が出現します。
神経根型の症状としては、頚部から上肢にかけての激しい放散痛、しびれがありジャクソンテストやスパーリングテストなどのテスト法によってその疼痛が再現され増強されます。
また、その、障害神経根の支配する領域の疼痛および麻痺症状として筋力低下、知覚鈍麻、深部腱反射の低下または、消失を認めるため、疼痛領域や麻痺の範囲によって障害されている神経根の高位が分かります。
脊髄症型は脊髄圧迫症状として圧迫部位以下の運動・知覚障害が出現します。症状が進行すると痙性四肢麻痺を呈し、手指の巧緻性障害、歩行障害が出現します。
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