お役立ちブログ
こんにちは! 😊
手もみ道整骨院です!
今回は交通事故で発生する外傷の股関節脱臼についてです🦴
比較的まれな損傷といわれていましたが、最近はバイクでの事故や車のスピードの出し過ぎによるダッシュボード損傷など交通事故により急速に増加しています。
股関節脱臼のうち後方脱臼が大半を占めていて、その半数以上に大腿骨骨頭などの骨折を合併します。
とくに大腿骨頭は早急に整復されないと阻血に陥る頻度が高く、脱臼したまま長時間経過したものでは、阻血性大腿骨頭壊死の危険性があります。
その中でも後方脱臼についてご紹介します!
・発生機序
座った姿勢で縦方向からの外力を受けて発生することが多いです。
・症状
下肢の脱臼後の股関節の姿勢としては曲がって内側に入るような肢位になります。
股関節部は変形し、お尻の筋肉の深部に移動した骨頭を触れることができます。
なので骨頭の正常な位置では触れることができません。
脱臼の特徴的な症状である弾発性固定(押すと跳ね返るような症状)がみられます。
・予後
大腿骨頭の循環障害による阻血性大腿骨頭壊死、外傷性股関節炎、骨化性筋炎などが続発する可能性があるので注意深く経過観察しなくてはなりません。